# Task Executor スキル docs/tasks.mdに記載されたタスクを自動的に実行するClaude Codeスキルです。 ## 概要 Task Executorスキルは、プロジェクトのdocs/tasks.mdファイルからタスクを読み取り、サブエージェントを使用して自動的に実装を行います。並列実行可能なタスクは並列で処理し、各タスク完了後に適切なコミットを作成します。 ## 主な機能 - docs/tasks.mdからのタスク自動読み取り - サブエージェントを使用した自動実装 - 並列実行可能なタスクの並列処理 - タスクごとの自動コミット作成 - 重要な変更前の安全なコミット作成 - タスク完了時のtasks.md自動更新 - 絵文字を使用しないクリーンなメッセージ ## 使用方法 ### 基本的な使い方 ``` 次のタスクを実行してください ``` または ``` tasks.mdのタスクを進めてください ``` ### 複数タスクの実行 ``` tasks.mdのすべてのTODOタスクを実行してください ``` ## タスクの実行フロー 1. docs/tasks.mdを読み取り、TODO状態のタスクを特定 2. 依存関係を確認し、実行可能なタスクを決定 3. 並列実行可能なタスクをグループ化 4. サブエージェントを起動してタスクを実行 5. タスク完了後、コミットを作成 6. tasks.mdを更新して完了をマーク 7. 次のタスクへ進む ## tasks.mdの形式 このスキルは、sdd-docsスキルで作成されたtasks.mdファイルを想定しています: ```markdown #### タスク1.1: ユーザー認証APIエンドポイントの実装 **説明**: `src/api/auth.ts`に以下のエンドポイントを実装する: - POST /api/auth/login - ユーザーログイン処理 - POST /api/auth/logout - ログアウト処理 **技術的文脈**: - フレームワーク: Next.js 14 - 認証: JWT + bcrypt **受入基準**: - [ ] login/logoutエンドポイントが実装されている - [ ] JWTトークンが正しく生成・検証される - [ ] すべてのテストが通過する **依存関係**: なし **推定工数**: 30分(AIエージェント作業時間) **ステータス**: `TODO` ``` ## コミット管理 ### タスクごとのコミット 各タスク完了後、以下の形式でコミットを作成します: ``` [Task 1.1] ユーザー認証APIエンドポイントの実装 POST /api/auth/login と POST /api/auth/logout エンドポイントを実装。 JWTトークンを使用した認証方式を採用し、bcryptでパスワードをハッシュ化。 関連: docs/tasks.md Task 1.1 ``` ### 重要な変更前のコミット アーキテクチャの大幅な変更や大規模なリファクタリングの前には、安全なポイントとしてコミットを作成します: ``` [Task 2.3] 認証システムリファクタリング前の安全なポイント 大規模なリファクタリングを開始する前の安定した状態を保存。 ``` ## tasks.mdの更新 タスク完了後、以下のように更新されます: ```markdown #### タスク1.1: ユーザー認証APIエンドポイントの実装 **説明**: [元の説明] **受入基準**: [元の受入基準] **ステータス**: `DONE` **完了サマリー**: login/logoutエンドポイントをJWT認証で実装、すべてのテスト通過 ``` ## 並列実行 依存関係のないタスクは自動的に並列実行されます: ``` 以下のタスクを並列実行します: - Task 1.1: ユーザー認証APIエンドポイントの実装 - Task 1.2: データモデルの定義 - Task 1.3: 設定ファイルの作成 実行を開始してよろしいですか? ``` ## 制約事項 以下の場合は自動実行を行わず、ユーザーに確認を求めます: - タスクの説明が曖昧で、実装方法が複数考えられる場合 - 本番環境への直接的な変更など、リスクの高い操作 - 技術選択やアーキテクチャの決定が必要な場合 ## 絵文字の使用禁止 このスキルでは、すべてのメッセージ、コミットメッセージ、ドキュメント更新において絵文字を使用しません。クリーンで読みやすいテキストコミュニケーションを維持します。 ## ベストプラクティス ### tasks.mdの作成 tasks.mdは、sdd-docsスキルを使用して作成することを推奨します: 1. requirements.mdで要件を定義 2. design.mdで設計を文書化 3. tasks.mdでタスクに分解 4. task-executorスキルで実行 ### タスクの粒度 各タスクは以下の粒度が推奨されます: - サブエージェント1回の実行で完了できる範囲 - 20-90分程度の作業量 - 明確な受入基準を持つ ### 受入基準の具体化 受入基準は検証可能な形で記載してください: ```markdown **受入基準**: - [ ] 特定のファイルが存在する - [ ] すべてのテストが通過する - [ ] ESLintエラーがゼロ ``` ## トラブルシューティング ### タスクが並列実行されない **原因**: 依存関係が設定されている **解決**: tasks.mdの依存関係フィールドを確認し、不要な依存関係を削除 ### サブエージェントがタスクを完了できない **原因**: タスクの説明が不十分 **解決**: tasks.mdのタスク説明を詳細化し、以下を含める: - 実装すべきファイルパス - 使用する技術やライブラリ - 具体的な実装手順 - 技術的文脈 ## ライセンス このスキルはMITライセンスの下で公開されています。